指先に消毒が染みる

うつ病と社交不安障害と生きるアラサーオタク

学生時代の夢ばかり見る

眠りが浅いからなのか、毎日夢を見ます。とくにここ最近は学生時代の夢が多いです。学校に行く準備をしていたり、試験勉強をしていたり、クラスで授業を受けていたり。今日(11/4)の夢は遊園地に修学旅行に来ていたけれど、一緒に行動する人がなかなか見つからなくて一人で彷徨うという悲しいものでした…。

 

 

思い返せば、学生時代は私にとっては決してキラキラしたものではなかったです。勉強はそんなに苦ではなかったので淡々とこなしていましたが、それ以外のいわゆる学生らしい経験?青春?が私にはほぼないです。スポーツはすごく苦手で、おとなしく、真面目で、臆病で、いわゆるガリ勉タイプだったと思います。

 

 

私は学生時代、「そこそこ勉強ができる人」のポジションでいないとクラスの中での自分の立ち位置を保てない気がしていました。クラス内カーストというのでしょうか、そのヒエラルキーの中でなんとか真ん中ぐらいを維持していたかったんだと思います。スポーツはできなくて、芸術分野も私よりうまい人はいくらでもいて、明るく活発な性格でもない私にとって、唯一努力できることは勉強でしたので…。

 

 

でも、クラス内ポジションを保つための勉強を頑張れば頑張るほど、みんなからの印象は「真面目な○○さん」「勉強ばっかりしてる」「お堅い」「私たちのノリとは少し違う」になっていくんですよね~。自分は本当はそんな感じではないと思っていても、それを否定する積極性や勇気もないので、私の外から見たイメージは凝り固まっていったと思います。自分の存在を保つために頑張ることが、逆に他の人との壁を作っていく、そんなループの中で過ごした学生生活でした。

 

 

それで、「真面目でお堅い○○さん」には、みんななんとなく気を遣って接してくるんですよね。友達のふざけた冗談ぽいノリをやったらいけないと思われているのか、他の人とは線引きされている感じがあって、それがけっこう悲しかったです。被害妄想もおおいにあるでしょうが、私とみんなとの間に薄い膜があるように感じてしまい、教室にいるのが辛くなって保健室で休むこともありました。まぁ、その薄い膜を破ろうとしなかったのは自分なんですけど…。膜に悩みながら、無意識のうちにその膜で、人と接することでできる傷から身を守ろうとしていたのかもしれません。

 

 

学生時代に戻れるなら、もっと自分の素をさらけ出して生きてみたいです。嫌われても、なにか傷つくことがあっても、自分の立ち位置を守れなくてもいいから、もっと楽に過ごせばよかった。そうすれば、みんなとの間に知らず知らずのうちに作ってしまった薄い膜もなくなって、友達と密な関係が築けたのかもしれない。

そんなことを心のどこかで考え続けているから、学生の頃の夢ばかり見るのかもしれません。

 

人生は一回しかないから後悔なく生きたいんですけど、なかなか難しいもんですね。

 

 

(それでも最近、話し合いというかグループで活動することがあったんですけど、そこで毎度のごとく縮こまっている私に「みんながみんな積極的じゃなくてもいい」って言ってくれた人がいたのは救いだったなと思います。)