指先に消毒が染みる

うつ病と社交不安障害と生きるアラサーオタク

M-1グランプリ2021 印象に残ったところ~

先日私がここ最近で一番楽しみにしていた、M-1グランプリ2021が開催されました。予選の動画を見ると、みんなそれぞれおもしろくて、その中で10組しか決勝に行けないのが本当に残酷だなと思いました。決勝進出者決定の配信を見て、最後にランジャタイが呼ばれたとき、いろんな意味ですごい大会になるんだろうなと思いましたが、終わってみればとてもとてもおもしろく、最高なM-1になったと感じます。

インタビューやラジオ、公式動画で情報を摂取しながら当日を待っていましたが、あいにくM-1の日は仕事だったので私は録画に頼ることになりました。

M-1の印象に残ったことや、感想などを今回は書いていこうと思います。

 

 

 

・敗者復活戦の印象に残ったところ

 

今年の敗者復活戦は人気者が多くて豪華でした。

 

トップバッターのキュウは、トップバッター向きの漫才とは言えないので、点数が低くなってしまい残念でしたが、平場の清水さんの福山雅治にめちゃくちゃ笑ってしまいました。「小雪もいれてくれよ~」がやばかったです。

 

アルコ&ピースは、「らしい」メタ的な漫才をしてくれましたが、あまり客ウケが良くなく、本人たちも自覚していたのが本当に、らしかったです。サラリーマン金太郎に触発されて頑張ろうと思った平子さん、平子さんがするならついていくだけっしょと共に挑んだ酒井さん、忙しい中お疲れさまでした。

 

ニューヨークは、正直言うと少し苦手なところがあったのですが、最近二人の素直な毒(?)が一周回って癖になってきています。M-1が終わった後に、自分たちの8位という順位を「低い」と評価したうえで、11位のアルコ&ピースについてしっかり言及するのがおもしろかったです。

 

そして男性ブランコ!旅館のネタは予選の動画で見てとてもおもしろく、敗者復活戦でしたのも同じネタでしたが、さらにおもしろくなっていて、かなり満足感が得られました。「ガチ飯」とか「全治癒」とかワードが良すぎる…!丁寧な漫才が好きだなぁ。そして、とても芸能人としての華があるとは思えない(失礼)男性ブランコにワーキャーファンがつく世の中ってすごい!と最近思っています(笑)

 

金属バットは、芸風とはそぐわないくらい、今回のM-1にかける思いが伝わってきて、でも漫才は持ち味の毒がしっかりきいてておもしろく、なんか感動しかけました。敗者復活で勝ち上がれなかった時の友保さんの後ろ姿が絵になりすぎたなぁ。

 

そして敗者復活戦のトリをかざった、さや香の漫才は二回目、三回目と見るうちに「か!ら!あ!げ!4!」が頭から離れなくなって、足踏みの音とか、このM-1という舞台のトリにこれをもってきたことなど、様々なことがおかしくなって笑ってしまいました。本番直前までこのネタをするかどうか悩んで、結局やることにしたという過程までも笑えます。

 

私は敗者復活戦では男性ブランコが一番おもしろかったなと思います。

寒い中全力で笑わせてくれてみんなありがとう…!

 

 

 

・決勝戦の印象に残ったところ

 

今年の始まりVTRの「俺たちが一番面白い」枠は、くわっと口を広げている川瀬名人でした。去年の東京ホテイソンたけるがマスクを外した時のくわっとした顔を思い出しました。今年のVもめちゃめちゃみんなかっこよかったです。

 

 

トップバッターを引いたのはモグライダーで、中盤の爆発を期待されていたので、うわ~~~となり、せり上がりでめちゃめちゃ緊張した顔をして何かつぶやいているともしげさんにもうわ~~~となりました。が、始まってみれば心配もなんのそので、とてもおもしろい漫才でした。ともしげさんのミスなのかあっているのかわからないボケも、芝さんの兄貴肌的なツッコミも、すごくおもしろかったです。漫才の話とは別ですが、三四郎のラジオで話を聞いている限りでは、ともしげさんはかなりの人だと感じるので(笑)ボケボケでかわいい~的な意見を見かけると「ん?」となります(笑)打ち上げ番組でかまいたちの濱家さんが「かわいすぎるやろ!」と言った後に芝さんが「かわいいと思ったら歯がぐわーってある」と言ったのが本当のことなのかなと思いました(笑)

 

ランジャタイは二番手で、!!となりましたが本人たちは来る予感がなぜかしていたそうです。すごい。もう、名前を呼ばれた時からなかなか会場に向かわなかったり、廊下のパネルをじっと見つめていたり、最初から爪痕残しまくりで楽しかったなぁ。せり上がりで国崎さんが伊藤さんの背中をポンと叩いたのが素敵でしたが、あの動きの真相をYouTube配信で話されていて、めちゃくちゃ笑いました。漫才はとにかくすごかった。国崎さんの動きだけで、猫が体に入ってしまった人がどういう状況にあるのかがちゃんと伝わってくるのがすごい。赤すぎるくらい赤い靴を履いた伊藤さんの、合っているのか合っていないのかわからないツッコミとその言い方もおもしろい。終わった後になかなか音楽が鳴らず「終わりましたよ?」と振り返る二人もおもしろすぎる。点数発表も、審査員との絡みも、もう大好き。巨人師匠が手紙のことを話している時のほかの審査員の方たちの顔もおもしろかったし、いい話風に見えて二人で合わせて9枚の手紙を送っているというちょっとした狂気も最高。ランジャタイが決勝に来れて良かった。

 

ゆにばーすは三度目の決勝ということで頑張ってほしいなと応援していたのですが、ちょっとネタの内容が好みではなかったかなという感じです。でもはらちゃんの下ネタ欲がすごいらしいので、そういう感じになるのはしょうがないのかもしれません(笑)あと川瀬名人の緊張がめちゃくちゃ伝わってきて、頑張れ~~~となりました。敗退コメントの流れはすごいおもしろかったです。ニューヨークが、敗退コメントはああでないとと言っていましたが、たしかにそうだなと感じる部分もあります(笑)川瀬名人が引退できるように、これからも頑張ってほしいです。

 

最近ラジオを聞き始めてめちゃくちゃはまってしまった真空ジェシカ。かなりおもしろかったです。ワードセンスといい、ボケにボケを重ねてさらにボケを引き起こす構成といい、なんかとても美しかったです。「理系のおばあちゃんはいないと思った」「今年の駒澤が僕のせいで舐められている」がとくに好きかな。ガクさんがキムタクみたいなハンバーガーの持ち方について「虫みたいでかっこいんだよな」って言ったのも好き。世間的にも好評で、こんなにおもしろい人たちがおもしろいと言われる世界に期待するよ〜。三回戦の、背景が青すぎてネタが飛んでしまった話とか、川北さんがまーごめ暴走を止められなくて大変だった話とか、決勝進出者発表会見のかき回し具合とか、ちょっと心配していましたが、漫才はもちろん平場でも笑いをとっていてうれしい。「センスがあって良かったです」をすぐに返せるのがやばかった。でも川北さんは目が悪くて、誰がどういう審査コメントを言っているのか認識できなくて「センス」だけ拾えたからそう言ったと言われていて、やっぱりすごいなと思いました(笑)これからますます頑張ってほしい~。ラブ。

 

ロングコートダディもめちゃくちゃおもしろかった。兎さんの、言われてみれば肉うどん感がすごい。「生まれ変わったらワニになりたい」という設定がまずおかしいんですけど、堂前さんがネタを作るときに「生まれ変わったら何になりたい?」と聞いたら兎さんが「ワニ」と答えたことからできたネタと聞いて、なかなかお二人ともやばいなと感じました。敗者コメントのネタ合わせも、シンプルなのにすごくおもしろくて。YouTubeでしているゲーム配信もとてもおもしろかったので、いろいろな面でこれからも注目していきたいです。

 

今年のM-1チャンピオンの錦鯉。すごくおばかなネタだけど、こういうのが一番いいんだよってなる。まさのりさんの食べていた水あめが田んぼの味がするの、すごい気になります。「穴でも掘っとけよ」「穴は掘らないよ」が何の意味もなしていないところも好き。渡辺さんが気合入りすぎてまさのりさんの頭を叩く強さが大丈夫かな?とちょっと心配にもなった。

 

 

三組の決勝戦と結果発表も見ましたが、錦鯉の優勝をみんなでお祝いしているのが素敵でした。発表の時に裏でほかの漫才師たちがハイタッチしている映像も見たけど尊かった。そしてオズワルドはめちゃくちゃ悔しいだろうなと思います。ラジオで、目に見えて優勝が遠ざかっていったと言っていて、辛い(泣)でも来年に向けて頑張るそうなのでしんどいと思うけど悔いなく戦ってほしいです。

 

 

 

 

ちょっと感想を書くつもりがけっこう長くなりました。

お笑いが流行るときは世の中が不況の時とか言いますけど、いつの世も笑いは大切だと思いますねぇ。

来年のM-1も今から楽しみだ。

作家さんすごいな、三四郎好きだな

早くも12月に突入しまして2021年が終わろうとしています。今年は私的には一歩進んだと思ったら大幅に後退して、それからまた少しずつ歩き始めた、そんな年でした。思うようにはなかなかいかないのが人生ですね…。まぁぼちぼち頑張っていこうと思います。

 

 

最近、中村文則さんの「教団X」を読み終わりました。だいぶ昔のことにはなるんですが、三四郎の小宮さんがオールナイトニッポンのフリートークで話していたことを思い出しながら読みました。ピースの又吉さんやオードリーの若林さんが薦めており、その方々とセンスが一緒でありたい小宮さんも手を出してみたものの、長い長い説法が途中で出てきて「うげー」と何度もなりながら読んでいったそうです。

たしかに何度も長い説法(と思われるもの)がでてきてけっこう頭の体操になりました。内容はタイトルのとおり、ある宗教団体に関わる人々の思想や生き方、そしてこの世界が抱えるとても大きな問題や人知を超えた存在について600ページにわたって描かれており、とてもおもしろかったです。時々出てくる性描写が官能小説を読んでいるのかと思うほどでしたが、その性への熱量にも圧倒されました。

 

「教団X」を読んでまず思ったのは、物語を作る人ってすごいな~というごく当たり前のことでした。作家さんは自分の思想とか考え方を(厳密には違うこともあるだろうけど)物語として全世界に晒すわけじゃないですか。自分の中で生まれた感情とか、幼いころの記憶とか、場合によっては性癖とか。いくら創作物だといっても、その中には自分自身のエッセンスが少なからず含まれることになる。それを大勢の人に見せるのってものすごく勇気がいることだし、もしかしたらとても恥ずかしいことかもしれない。でも作家さんたちはそれらを惜しげもなく我々読者に見せてくれて、楽しませてくれる。本当にありがたいことだなと思います。

私の小さいころの夢は作家になることでした。人生は長いので(最近このことを強制的に思うようにしている)、いつか自分自身のすべてをさらけ出しながらなんらかの物語を作ることができたらいいな~なんて考えております。考えるのはただなので。

 

 

 

そうそう、三四郎といえばこのあいだ街中で偶然三四郎のお二人を見かけました。ロケの合間だったように思います。本当に偶然だったのでとてもびっくりして興奮してあわあわしました。ファンであることもラジオを聞いていることも伝えたかったけど、そんな勇気は私にはなく、遠くから眺めました。その日の夢に小宮さんが出てきました、同級生という形で(相田さんは出てこず←)

 

いつ私は三四郎を好きになったのだろうと考えてみると、社会人1年目の病み病み期にラジオを聞いたことがきっかけだったのかなと思います。でもある程度興味がないとラジオを聞こうともならないので、その前から好きだったのかもしれません。

 

小宮さんのふにゃふにゃした喋り方と相田さんの男前な声がいい感じに癒しになるし、お二人のかけ合いやフリートークがいい感じにおもしろいんですよね。たまに(たまに?)珍味回もあるんですけど。「いい感じ」ってのがポイントで、腹抱えて笑うおもしろさじゃなくて「ふっ」って笑っちゃう感じの(失礼)。鳥人間コンテストの大木さんにまつわる話とか大好きです。今でも十分長く続いているけど、これからもずっと続いてほしいなぁ。

 

 

ほんで、お笑いつながりで昨日M-1の決勝進出者が決まりましたね。なんかけっこうフレッシュな感じで楽しみです。モグライダーのともしげさんがこの前三四郎オールナイトニッポンで「ネズミ」さんから電話がかかってきた時に、頑張って「犬」になっていたのがおもしろかったです。応援しています。

 

 

最後に、教団Xと(違う)三四郎がみごとにマッチした私の大好きなネタをのっけておきます。

 

youtu.be

 

コンテンツ多すぎて疲れる問題と感想

推しは多い方が人生は豊かになる。たしかにそう思う。好きな人・モノが増えれば楽しいこと、嬉しいこと、癒されることも必然的に増える。

別に推しは増やそうと思って増えるわけではない。いつのまにか心の中で存在が大きくなって、情報を得たくなって、姿を毎日見たくなって、やがて推しとなる…はず。

エンタメの世界は、たくさんの私にとっての「好き」が溢れている。ツイッターYouTubeをチェックしてそれを摂取する。楽しい。

 

でもなんか最近疲れてきた。これが近況かな…。

 

単純に毎日脳内に入ってくる情報が多すぎて、私の処理能力が追い付かなくなっている。新たなコンテンツがあがるたびに「見なきゃ」と思うものの、別のことをダラダラとして無意味な時間を過ごしてしまう。そしてどんどん見ていないものが溜まっていく。

 

このあいだ、休みの日に消化したいものリストを作った。一つ終わるたびにリストから消していく。テレビの録画を見るたびに、YouTubeの動画を見るたびに、新しく出された曲を聴くたびに、買っていたけど読んでいなかった漫画を読み終わるたびに、一つ一つ消していく。ふと我に返る。これは本当に「楽しい」のかなぁ…。

 

なんかコンテンツを消化していくことが義務になっている気がする。

 

ってことで少しデトックスをすることにした。無理して全部見ない、本当に今見たいものだけ摂取する。

 

そしたら何日かで浦島太郎状態になるんだろうな~。SNSとかいろんなサービスがある世の中は、本当に情報の流れの速さがすさまじい。あっという間についていけなくなりそう。

 

まぁそれでもいいか、人生は長いんだし…

推しの全ての活動を追いかける体力がないので、自分のペースで楽しみます。

 

 

 

 

話変わって最近読んだ本で面白かったのは、

辻村美月の「嚙みあわない会話と、ある過去について」で四編の「過去」にまつわる短編集なのだけど、自分に見えている世界が決して絶対的な「真実」ではないことを突き付けられる作品だった!人間の皮膚と内臓をぐるっとひっくり返して内と外を全部逆転させるような(どんな)、嫌な汗をかきつつも爽快感も感じさせるような…。過去が時を経て、グラグラじわじわ揺らぎだして、一気に姿を変えて目の前に現れるのがホラー小説よりもホラーで良かった。

 

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あとエンタの神様でおなじみの、アクセルホッパーこと永井佑一郎しくじり先生が面白くて、おなか痛くなるくらい笑った。この方がしゃべると必ず笑いが発生しているのがすごい。とくに「次の~」のあたりは何回見ても笑っちゃう。若林と吉村と澤部の突っ込みもやっぱりすごいし、この手のキャラクターをさらに面白くしてくれるなぁ。しくじり先生だと同じ感じでコットンの回も好き。番組にしれっとアルコ&ピースがいるのも好き。

 

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学生時代の夢ばかり見る

眠りが浅いからなのか、毎日夢を見ます。とくにここ最近は学生時代の夢が多いです。学校に行く準備をしていたり、試験勉強をしていたり、クラスで授業を受けていたり。今日(11/4)の夢は遊園地に修学旅行に来ていたけれど、一緒に行動する人がなかなか見つからなくて一人で彷徨うという悲しいものでした…。

 

 

思い返せば、学生時代は私にとっては決してキラキラしたものではなかったです。勉強はそんなに苦ではなかったので淡々とこなしていましたが、それ以外のいわゆる学生らしい経験?青春?が私にはほぼないです。スポーツはすごく苦手で、おとなしく、真面目で、臆病で、いわゆるガリ勉タイプだったと思います。

 

 

私は学生時代、「そこそこ勉強ができる人」のポジションでいないとクラスの中での自分の立ち位置を保てない気がしていました。クラス内カーストというのでしょうか、そのヒエラルキーの中でなんとか真ん中ぐらいを維持していたかったんだと思います。スポーツはできなくて、芸術分野も私よりうまい人はいくらでもいて、明るく活発な性格でもない私にとって、唯一努力できることは勉強でしたので…。

 

 

でも、クラス内ポジションを保つための勉強を頑張れば頑張るほど、みんなからの印象は「真面目な○○さん」「勉強ばっかりしてる」「お堅い」「私たちのノリとは少し違う」になっていくんですよね~。自分は本当はそんな感じではないと思っていても、それを否定する積極性や勇気もないので、私の外から見たイメージは凝り固まっていったと思います。自分の存在を保つために頑張ることが、逆に他の人との壁を作っていく、そんなループの中で過ごした学生生活でした。

 

 

それで、「真面目でお堅い○○さん」には、みんななんとなく気を遣って接してくるんですよね。友達のふざけた冗談ぽいノリをやったらいけないと思われているのか、他の人とは線引きされている感じがあって、それがけっこう悲しかったです。被害妄想もおおいにあるでしょうが、私とみんなとの間に薄い膜があるように感じてしまい、教室にいるのが辛くなって保健室で休むこともありました。まぁ、その薄い膜を破ろうとしなかったのは自分なんですけど…。膜に悩みながら、無意識のうちにその膜で、人と接することでできる傷から身を守ろうとしていたのかもしれません。

 

 

学生時代に戻れるなら、もっと自分の素をさらけ出して生きてみたいです。嫌われても、なにか傷つくことがあっても、自分の立ち位置を守れなくてもいいから、もっと楽に過ごせばよかった。そうすれば、みんなとの間に知らず知らずのうちに作ってしまった薄い膜もなくなって、友達と密な関係が築けたのかもしれない。

そんなことを心のどこかで考え続けているから、学生の頃の夢ばかり見るのかもしれません。

 

人生は一回しかないから後悔なく生きたいんですけど、なかなか難しいもんですね。

 

 

(それでも最近、話し合いというかグループで活動することがあったんですけど、そこで毎度のごとく縮こまっている私に「みんながみんな積極的じゃなくてもいい」って言ってくれた人がいたのは救いだったなと思います。)

心の病気と近況

最近は、毎日淡々と平穏に過ごすことを心掛けています。頭を空っぽにして生きるのってなかなか難しい。でも、そうしないと胸がつまって息が出来なくなる。心のちょっとした動きがそのまま体に出るのがしんどい~。病院の先生に言ったらやっぱり自律神経が関係してるとのこと。なんでもかんでも自律神経がつかさどってるの嫌になります。名前のとおりちゃんと自律してくれ~。

 

 

私がうつ病になったのは、大学生のときで就職活動の時期でした。その時期はうつを患う人が多いので、周りにも心療内科に通ってる子が多くいました。死ぬのは怖いけど生きていたくもない、最初から存在しなかったことにして欲しい、消えたい、と強く感じるようになり、布団から出られない日が続きました。なんとか大学は卒業できたものの、就職してひと月ももちませんでした。

 

 

少し休養したあと、アルバイトをして新たな職に就きました。うまくやっていける気がしていました。でも今度は体が先におかしくなってしまいました。そして今まで以上に人の目線や人からどう思われているかが気になり、うまく働くことが出来なくなりました。病院では社交不安障害と診断されました。

 

 

そこから短期のアルバイトをしたり、就職活動をしたり、なんとか復帰しようとしてきましたが、あんまり体の状態は回復しません。というか良くなったり悪くなったりの繰り返しで、たぶん少しずつ前進はしているんですけど、私の思う健康な自分にはまだまだかなという感じです。

 

 

自分自身うつ病などの心の病気を患うまで、それらを少しなめていたところがありました。でも自分がそうなってわかったのは、思ったより苦しいってことです。心と体はつながっていて、やっぱりどっちかが調子が悪いと共倒れになります。胸の圧迫感と喉のつまりが呼吸を妨げ、本当に息が出来なくなったときはこのまま死ぬんだなと思いました。心の病気恐るべしです!

 

 

希死念慮が強かった時期はこえて、今はぼけ~っと過ごしてあんまり頭を使い過ぎないようにしています。まぁ生きていればなんとかなるでしょう、と少しでも思えるようになってきたのはちょっと進歩かなと…。

 

 

それで、今は学校みたいなところに通ってるんですけど、適度に人と関わることも体にとっていい感じがしています。今年は夏が一番症状がひどかったので、その時に戻らないように周りの人に助けてもらいながらぼちぼちやっていこうと思います。自分の考えをまとめる練習もこのまま続けていけたらいいな。

 

 

 

書くことがなくなったので最近見た映画の感想。

山田孝之主演の「凶悪」見ました。ピエール瀧リリー・フランキーに絶対遭遇したくない。実話ベースなので、こんな人たちがいる世の中をサバイブしていくの無理じゃろと思いました。いやそれじゃだめじゃないかー!

人間を推すことの対価?

※漫画のネタバレあります

 

女性漫画家集団CLAMPの漫画で初めて買ってもらったのは「カードキャプターさくら」の7巻だった。なぜ7巻かというと、漫画に登場する魔法のカードが「クロウカード」から「さくらカード」に変わり、魔法の杖もリニューアルしたのが7巻のタイミングで、それが表紙に描かれていたからだ。アニメの「カードキャプターさくら」も見ていたが、当然杖が変わったのは漫画が先だったので、新章スタートのそこから読むことにした…のだと思う、たぶん。

 

たぶん、というのは、小さい頃の私は自分で漫画を選び買うことがほぼなかったため、記憶があやふやなのである。私の家はおこづかい制ではなく、買ってほしいものを親に伝え、許しが出たら買ってもらえるという家だった。しかし、幼い頃の私はあまり自己主張が強くなく(今もだが)欲しいと思うものも少なかった。なので漫画は母親が私の好きそうなものかつ、あまり内容が過激ではないものを選び買い与えていた。

 

小学生の時にライトノベルにはまった時期があり(最初に読んだ作品も母が買ってきたもの)自分でもいろいろと探すようになった。少し背伸びをしたい時期でもあったし、いわゆる中二病になりつつあるときだったので、クラスメイトが殺し合うような残虐な話に心惹かれ、「これが欲しい」とそういった作品のあらすじを母に見せた。母から購入の許しは出なかった。別の、平和でかわいらしい内容のライトノベルをすすめられ、それを買うことになったが、私はその日一日ふてくされ、家に帰ってからも母との会話は無かった。

 

それでも、成長と共に買い与えられる漫画の内容も大人向けに少しずつなっていった。CLAMPの「ツバサ」、「xxxHOLiC」という作品に、さくらや小狼といったこれまでのCLAMP作品のキャラクターが登場することを知り、興味を持った。そして母もCLAMP作品が比較的好きだったので、それらを買ってもらうことに成功した。

 

 

xxxHOLiCは、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる店を舞台とした物語で、アニメ化、実写映画化、舞台化もされた。店主である侑子さんの「この世に偶然なんてない、あるのは必然だけ」というセリフは、幼い私の心に印象深く残った。

 

この作品の登場人物の中で私が、「中二病的共感」(?)をしていたのが、九軒(くのぎ)ひまわりという女の子である。主人公である四月一日君尋(わたぬききみひろ)が好意を寄せる人物だが、彼女は不幸な体質の持ち主であった。それは、彼女と関わりを持った人を不幸に導いてしまう、というものである。その体質のため、人と極力深い関係を持たないようにしていたが、四月一日にも力が影響を及ぼしてしまい、彼女は苦しむ。

 

ひまわりちゃんは、最初に見たときから、この子なにか怪しいなと思わせる存在だった。明るくて、かわいくて、癒し系な印象に反して、やはり抱えている闇はとても悲しいものであった。

 

 

なぜ、私が恥ずかしくもそんなひまわりちゃんに自分を重ねてしまったかというと、私が好きになる人たちがことごとく問題を起こし、いわゆる「不幸」に陥ってしまった時期があるからである。

 

 

まず、私の人生で初めての推しともいえるアイドルが未成年飲酒で謹慎になった。その事件が起こる前日、ひどい頭痛がしてしんどかったのだが、次の日新聞を読んで絶望。更に体調は悪くなり、お風呂でめちゃくちゃ泣いた。

 

次に、好きだった女優が過激な発言をきっかけに世間でバッシングされるようになり、彼女のイメージが問題を起こす女優になってしまった。友達に好きな女優を聞かれて彼女だと答えると趣味を疑われた。

 

そして、好きな俳優が自らを危険な目にさらした後、表舞台から姿を消してしまった。

 

 

これらが立て続けに起きたとき、私はひまわりちゃんのことを思い出していた。好きになった人たちが「不幸」になってしまうのは、たとえそれが一生会うことのない芸能人であったとしても、とても辛いことだなぁと彼女に共感した。

 

そんな感じで、私には推しを故意に作らなかった時期がある。なんとなく、自分が好きになった人には良くないことが起こるんだと思ってしまっていた。友達との好きな芸能人トークにも参加出来ず、話も弾まなかった。

 

 

 

……まぁこれって、今考えると好きになる人の身を案じて、というより、好きになった自分が傷つきたくなかったがゆえの判断なのである。自分をひまわりちゃんだと思い悲劇のヒロインぶって、若気の至りの恥ずかしさがすごいが……結局好きな人を周りに公言して、なにか起きてしまったときに彼ら・彼女らを推している私自身がいじられることが嫌だったのだと思う。プライドが高すぎる臆病者が私だ。

 

でも、なんやかんやそのプライドを乗り越えて、その後、新たな推しもたくさんできた。推しを新たにつくったからといって、彼らに不幸が訪れることはほぼなく、私の中二病的ひまわりちゃんジンクスも終わりを告げた。好きになって傷つくことも度々あったけど、その傷を負うリスクがあるのが、生身の人間を推すことの対価なのかもしれないなと思う。

 

いい大人になった今は、推しが燃えたり(炎上的な意味で)しても「まぁ人間だししょうがないか」で流したいし、時間が経つことが一番の薬なので、なにかあったとしてもくよくよせず、時の流れに身を任せたい……。

 

 

 

 

でも、できれば、私の好きになる人たちはみんな「幸せ」になって欲しいよね!泣

身勝手な一視聴者の恋愛ドラマで萎える瞬間

ドラマを見ること自体は好きなんですけど、少し前は物語を追うのが億劫であんまりドラマを見ていませんでした。見ようと思っても見る元気がなくて、録画だけがたまっていき、最終的には見ずに消してしまったり。でも最近はそんなに疲れることなくドラマが見られるようになってきました!なんでだろう…あんまりがっつり入り込まず流し見程度で見られるようになったからかな…?しかし相変わらず見るペースは遅いので、1週間で消化しきれなくなっていくかもしれませんが……

 

 

刑事ものと医療ものがやっぱり視聴率はとれるようですが、また恋愛ドラマの波も来ているように思います。TBSの火曜10時枠とか「○○キュン」的なキャッチコピーをつけたりして、若い俳優女優の人気獲得への登竜門みたいになっていますよね。

 

私も恋愛ドラマは好きです。でも、俳優女優のビジュアルが刺さらないとあんまり乗り気で見られません…。見ているうちにだんだんかっこよく見えてくる、かわいく見えてくるというドラママジックが私にはそんなに起きないようです。ある程度最初から好きな人たちのドラマしか見れない…。

 

恋愛ドラマがばっちりハマって人気が出ると、その俳優女優のカプオタも出現しますよね。私も一時期そうなっていました。ドラマだけでなく、番宣で一緒にバラエティや雑誌に出ると嬉しくて、ドラマが終わった後もたまに絡みがあると嬉しくて興奮していました。しかし、限度の過ぎるカプオタって俳優女優にとって厄介な存在になることもあります。思考がドラマに占拠されて、なんでもかんでも2人に結び付けようとするのは、はっきり言って俳優さん、女優さんの足を引っ張る行為にもなりかねないですよね。適度にドラマの世界観を楽しんで、そのカップルに萌える、健全なカプオタでありたいと思っているので、今後も気を付けていきたいです…。

 

 

人の恋路に萌えることのできる恋愛ドラマが好きな私ですが、見ていて一気に萎える展開が起きやすいのもまた恋愛ドラマです。私が恋愛ドラマにおいて冷めてしまうのは、

 

ヒロインに一途だったヒーローが、なんやかんやあって別の子と一旦彼氏彼女の関係になる

 

という展開です。

 

 

いや、わかっているんです。恋愛ドラマに、2人の仲をかき回す存在は欠かせないということは。2人がなんの障害も、波乱も乗り越えず順当にくっつくだけではドラマにならないということは。

 

 

でも、許せない!笑

 

 

とにかく、私はヒーローがフラフラするのが無理みたいです…。たとえ相手に振り向いてもらえなくても、一度振られてしまったとしても、ドラマの最後まで一途であれ!(CV:三四郎小宮)となってしまうのです。ヒロインのことを思い続けているけど、別の人からの好意も無下にはできない、だから、自分の心に蓋をして一度付き合ってみる……のが、無理なんです泣

 

心を鬼にして無下にしろや!泣

その子にも中途半端な気持ちで接するの、失礼だろが!泣

ドラマなんだから現実には紆余曲折ある男女関係でも、夢を見させてくれたっていいじゃないか!泣

 

 

そういう展開があると、一気にヒーローに魅力を感じなくなります。

激萎えしてしまいます。

 

 

じゃあ、逆の場合は?

 

 

ヒロインが男子2人からアタックされて揺れ動く、一旦優しく包み込んでくれる方と付き合う…でも本当に好きなのは意地悪してくるアイツ……王道のよくある展開ですね!

 

でもこっちはまだ大丈夫なんです。(イライラすることもあるけど)

 

 

自分で言ってて「なんだこいつ」って感じです。

これってやっぱり「女」という自分の性別には甘いからなんでしょうか。

さいころから少女漫画などで、フラフラする少女を見続けてきたからなんでしょうか。

先ほど「夢を見させてくれる」と書きましたが、「男」に「一途であってくれ」という理想を押し付けているからなんでしょうか。

 

これを書いていて、自分の中の凝り固まったなにかに気付いてしまったような、そんな悲しさがあります…。

 

まあ、あとは私がドラマにハマるとその世界観にどっぷり浸かりすぎてしまって、日常生活に支障をきたしてしまうくらいになるのもいけないんです。

私のトラウマは、言ってしまいますけど、某学園ドラマなんです。ヒーローがヒロイン以外の人と付き合う展開にとてもショックを受け、次の日の仕事にも身が入らないくらいになってしまいました。そのことを考えると、涙が出てきて次の話を見るのが怖くなってしまいました。(どんだけ感情移入していたのか)

 

だから冒頭に書いたように、最近は入り込みすぎないよう、流し見程度で見るように、できるだけ!心がけています。

 

本音を言うと、恋愛ドラマにあんまり波乱は起きてほしくないです。たまには主役たちがのんびりイチャイチャしているのをただ眺めるだけのドラマがあっても良いのではないかと思います。(おもしろくないのかな)

 

 

今期は、久しぶりに結構たくさんのドラマを見ています。とくに「恋です!~ヤンキー君と白状ガール~」が、最初はそんなに期待していなかったのですが、思いがけず面白いです。

 

だから頼む…!

 

 

森生(杉野遥亮演じるヤンキー)は最後まで一途であってくれ……!

↑これが言いたかっただけ